田阪晃司店長の気まぐれdiary(2,020年8月編)
☆サラリーマン時代を振り返って~上海との定期便に向けて⓹~【8月30日投稿】
前回の続きです。ご参加者が増えてくると手配が大変になってきました。
この上海シリーズは手配関係を自分が全て任されていたので、自分のミスでトラブルが起きてしまいます。
・航空座席のコントロール 様々な所からブッキングやキャンセル・変更の依頼が日々連絡があるので
確実にコントロールしていかないと搭乗トラブルになる
・互助会を含めパッケージツアーのご参加者に対しての旅行手続きの案内や説明会を実施
特にシニア層の方が多かったのでパスポート申請などには説明に時間がかかりました。
またルーミングリストについては気を使い、シングルなのかツインなのか喫煙ルーム、禁煙ルームなど
お客様のご希望に極力添えるようにヒアリングに時間を要しました。
変更依頼も多々あり1つ1つ丁寧に確実にしていかないとえらいことになるので
確認・確認また確認が手配の鉄則でした。
次回は総括で上海シリーズを締めたいと思います。
☆サラリーマン時代を振り返って~上海との定期便に向けて⓸~【8月23日投稿】
前回の続きです。その秘策とは、岡山県互助組合会員のOB・OGの方に向けて特別料金でツアーを募集した事です。
岡山県互助組合とは、簡単に説明すれば県や市町村職員・教職員の組合です。
組合が互助会員のOB・OGの皆様方に対して、上海旅行参加者に旅行代金の1部を補助して頂くという策です。
5月下旬から第1便が飛び、ほぼ毎週のようにチャーター便が飛ぶ中で
一般ツアー客の集客の見込みが立つのがお盆の時期ぐらいしか無かったので、この1発逆転の施策は
成功して本当に良かったと今でも思います。
OB・OGの皆様は平日でも比較的時間に余裕があり、資産もある程度持たれているので、
県からのお願い書面が届いたとなれば協力的なお気持ちでご参加いただいたと思います。
互助会のご参加者のおかげで、搭乗率はグッと上がり定期便交渉へ向けて大きく前進しました。
逆に手配がめちゃくちゃ忙しくなり、うれしい悲鳴ですが体はボロボロでした(笑)。
手配する上での苦労話は次回に。
☆サラリーマン時代を振り返って~上海との定期便に向けて⓷~【8月16日投稿】
当時(1990年代)の中国は、ものすごい勢いで経済成長を続けていて、岡山県にとってもただ単に
定期便を就航させたいという思いだけではなく、今後の岡山県の経済発展のカギを握る重要な役割が
あったので失敗は許されない状況でした。
ホテルの仕入れに目途が立ち、パンフレットを作成し、募集に入ったのが
3月中旬だったと思いますが、案の定申し込みの状況はにぶく、毎日悲壮な顔で取り組んでいたと思います。
当然、JTBだけでは席を埋めるのは無理なので近ツー・日本旅行や地元の旅行会社などの
代理店回りを行いチャーター便の販促にご協力を頂けるよう営業に回っていました。
それでも、なかなか席が思うように埋まらない中、岡山県航空企画推進室とJTB県営業担当者との話し合いの中で
ある秘策が思い浮かび県の全面協力のもと、この秘策で募集したところ大ヒットし
申し込みが殺到することになりました。
☆ サラリーマン時代を振り返って~上海との定期便に向けて➁~【8月9日投稿】
自分のポジションは手配担当という事で、まずやらなければならないことは上海を起点としたツアーの企画です。
上海滞在型 上海・北京 上海・蘇州 などパッケージツアーの設定と同時に
ホテルの部屋の確保(仕入れ)を急ぎました。
部屋のグレードも、デラックスクラス・スーペリアクラス・スタンダードクラスと3タイプは
押さえないといけません。パンフレットも急ピッチで作成しました。
チャーター便の話が決まったのが確か2月で、5月の下旬に第1便のチャーター便が飛ぶ予定だったので
ドタバタで休みなんか当然なく、朝から深夜まで取り組んでいたような記憶があります。
まずは、形を作って1日でも早く募集をかけなければなりませんでした。
また、営業マンにもこのチャーター便を利用して団体旅行をしてもらうよう
お得意様企業へのオーガナイザーに話をしてもらうようお願いしていました。
☆ サラリーマン時代を振り返って~上海との定期便に向けて⓵~【8月2日投稿】
生徒様からのリクエストもあり(笑)、8月はJTB時代の上海定期便へ向けての激闘編を書き込みます。
入社3年目に、海外旅行団体営業から海外旅行団体手配へジョブローテーションになりました。
当時、岡山支店に勤務しており、岡山県が上海への定期便に向けて動き始めるにあたり、
私がそのプロジェクトに参加することになりました(5月31日の気まぐれdiaryにも書いています)。
田阪晃司店長の気まぐれdiary(2,020年5月編) | 田阪スポーツ (tasaka-sports.com)
全26便のプログラムチャーター便(岡山ー上海間)を飛ばし、その搭乗率を実績にして
定期便の交渉につなげていくという、とてつもない大事なプロジェクトでした。
最低でも搭乗率を60~70%以上にしなくては話になりません。
はたして岡山県民やその近隣県の方の、上海への需要は本当にあるのか
不安しかないスタートでした。